2013年5月17日金曜日

リーガル総会

司法書士の岡川です。

今日は公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート大阪支部の総会に行ってきました。

公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートというのは、成年後見人の養成、供給、研修、監督等を行っている団体です。
通称「リーガル」といいます。
法人は司法書士で構成されており、専門職後見人を供給する団体としては、日本で初めて設立されたものであり、現在でも日本で最も大きな団体です。
(実は、現在の成年後見制度が施行される前に設立されています。)

「成年後見の申立てをしたいが、後見人の候補者がいない」という場合のため、家庭裁判所には、後見人候補者の名簿が置いてあります。
この名簿は、専門職後見人(司法書士、弁護士、社会福祉士)の各団体が提出しているものです。
司法書士に関しては、リーガルが後見人候補者名簿を提出しており、リーガル会員のうち、リーガルが定める研修単位を取得している者が名簿に登載されています。同じく、社会福祉士であれば「権利擁護センターぱあとなあ」が、弁護士は弁護士会が、それぞれ要件を満たした候補者を名簿に登載し、それが家庭裁判所に提出されています。

候補者がいなかったり、不適切な候補者が推薦された後見申立てがあった場合は、この名簿に登載されている専門職後見人が推薦され、選任されることになります。
このようにして、家庭裁判所から選任される専門職後見人の質が担保される仕組みになっているのです。

私も、リーガル会員であり、後見人候補者名簿と後見監督人候補者名簿に登載されています。
(リーガル大阪支部の会員はこちらで検索


で、今日はそのリーガル(全国組織です)の大阪支部の総会があった、というわけです。

総会で何があったか、というのは、内輪の話(新執行部が選任されたとか、予算がどうとか決算がどうとか)で面白くないので割愛します。

では、今日はこの辺で。

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